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2024/08/05

農園見聞録

2010/04/19 中米3カ国農園巡り三昧ツアー:その23 エル・サルバドル編

エル・サルバドル2日目、ロースターグループは日本へ帰国し、今日からはゴンザロと二人でアタカ単独行動です。本日向かう先はエル・サルバドルの西部、チャルチュアパにあるシベリア農園。この農園からはブルボン、パカマラを買い付けています。ホテルで農園主ラファエロとその奥さんのカルメンと待ち合わせ。農園に行く前にシベリア農園で収穫されるチェリーが精製されるベネフィシオを見学に。サン・サルバドルから車で1時間程走った所にあります。エル・サルバドルの道は比較的幅が広く非常に走りやすそうです。それもそのはずこの道はエル・サルバドルが1980年代、内戦状態にあった時に軍が滑走路等にも使えるように建設したそうです。内戦がコーヒーに与えた影響は大きく、内戦前は最高時で約400万袋を生産していましたが、現在はその3分の1程度だそうです。車から見える枯れ果てた山もその昔はコーヒー農園だったということです。そんな山が国中あちこちにあります。現在エル・サルバドルの最大の産業、最大の収入源は海外からの送金だそうです。

到着したのはサン・セバスチャンにあるエル・ボルボジョン精製所。大きなベネフィシオです。歴史も古く100年近くあり、現在の場所に移って30年以上たっています。このベネフィシオからカップ・オブ・エクセレンス入賞のロットが多数輩出されています。シベリア農園もその1つです。シベリア農園のチェリーは全てこのベネフィシオに運ばれますが、ラファエロは他にもいくつか農園を持っており、エル・ボルボジョン以外のベネフィシオにも精製を委託しているそうです。ここサン・セバスチャン近辺だけでも20ヵ所以上のベネフィシオがあります。

ラファエロのシベリア農園からは平均して約450袋の生豆が生産され、そのうち約125袋がパカマラ、残りはブルボンです。この精製所には他で見られるミューシレージ・リムーバーが無く、伝統的な精製が行われています。果肉のパルピング後、発酵槽で約8~10時間ねかせ、その後余分なヌメリを洗い落とします。若干のミューシレージを残した状態で100%サンドライです。この微妙なヌメリの残し具合がカップに影響を与えるのでしょう。きっと経験と勘なんでしょうな。

ニュークロップのカッピングをさせて頂きました。まだ出来立てホヤホヤなのでこれから少々寝かせれば落ち着いて来ると思います。このエル・ボルボジョンのカッパーはエクトル・アレバロ氏です。こんな顔でカッピングされたら良いカップも良くないのかと思ってしまいます。そんな睨むなよ、たかが写真で…、といった感じです。エクトル・アレバロ氏の横にいる緑のシャツがシベリア農園オーナーのラファエロです。

この後、ベネフィシオを発ち、シベリア農園へ向かいました。