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2024/08/22

農園見聞録

2010/11/11 ハワイ農園巡り (5) カウ・コーヒー農園へ

ボルケーノから11号線を南下すること30分。パハラの町がカウコーヒーの生産地です。かつては砂糖キビ産業で栄えたオールド・プランテーション・タウンです。カウコーヒーと存在は知ってましたが、訪問するのは今回が初めてです。あらかじめアポを取ってあった生産者ローリーさんの家に向かうと、カウコーヒー生産者が集まっていてくれました。カウにコーヒーが栽培され始めたのは100年以上前の1894年とかなり古いのです。しかし、本格的に商業ベースでの生産に乗り出したのは、砂糖キビ産業が崩壊した後の1996年からです。砂糖キビに替わる産業として州政府の援助を受けてスタートしました。

現在、カウには50のコーヒー農家があって、そのうち36農家が組合に所属しています。

KAU COFFEE GROWERS COOPERATIVE  31農家

PAREHUA COOPERATIVE   5農家

カウコーヒーの生産量は年間2000袋(45キロ)で、ほぼ米国本土へ出荷されています。品種はほぼティピカ。一部カツーラ、カツアイ、マラゴジッぺ、ブルボンがあります。

すごいのは、写真の中で背を向けている白人の大男、クリストファー・マンフレディという人物が、カウコーヒー生産地の90%の土地を所有している大地主なんです。元々ニューヨーク生まれのニューヨーク育ちのクリストファーは、本土での職業はポルシェのレーシングドライバー兼インストラクターだったそうです。その手で貯めたお金を元手に共同出資で、カウに6000エーカーの土地を買い、そのうちの280エーカーの土地をコーヒー生産者にリースしているんです。他に牧場もやっているのでしょう。

ミーティング中に飲ませてもらったコーヒーが、2010年のハワイコーヒー協会カッピング・コンペティションの優勝豆「ラスティーズ・ハワイアン」。オーナーはローリー(写真の女性)。マツモトさんもフクシマさんも「コレ、美味いやん」、「ホンマですなあ」。確かに予想以上に美味い。焙煎は結構浅めのブルボン。農園面積は12エーカー。生豆での販売はせず、ほとんど焼き豆をネットで販売しています。

ずっと話していると、コナに辿りつけないので、話を切り上げて、じゃあ農園を見せてもらおうということで、まずマイケル・マツイさんの農園へ。農園面積12エーカー。仕事をリタイアしてから、クリストファーに土地を借りてコーヒー農園を始めた口です。ドライパーチメントまでは自分で仕上げ、脱穀・選別・袋詰めはグリーンウェルに委託しているそうです。