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2024/09/10

農園見聞録

2013/12/10 カウアイ島、ハワイ島、オアフ島、ジャマイカ(6) エドムンド・オルソン

11月12日(火) 曇り

ハワイ島のヒロに来ました。残念ながら曇りです。 今日は、ヒロにある唯一のコーヒー農園「OKファーム」へ向かいます。

iPhoneのGPSを使い、教えられた住所に行ってみると、ただの住宅街。こんな場所にコーヒー農園なんてないでしょう、と思いつつも、とりあえず探します。もしかして、個人的趣味の温室栽培コーヒー農園?見当たらないので、電話してみます。なんと、GPSが全く違う場所を指していました。まったく逆の方角。ヒロの町まで行って、そこで待ち合わせることにしました。ようやくそのオーナーさんと会うことが出来、連れていってもらった場所がものすごい邸宅。半端ない大金持ちのようです。

オーナーさんの名前は、エドムンド・オルソン。 年齢82歳とは思えない恰幅のいいお爺さんです。オルソン氏は、セルフストレージ(収納ビジネス)で大成功を収め、現在はハワイ島とオアフ島に合わせて13,000エーカーの土地を所有するハワイ州有数の大地主となり、ハワイ島で農業、環境保全、再生エネルギーのビジネスをスタートさせています。 同氏は、「OKファーム」のオーナーであり、カウ地区の「カウコーヒーミル」のオーナーでもあります。さらにハワイならどこでも見かける「ハマクア・マカデミアナッツ」のオーナーでもあります。

事務所として利用しているこの邸宅ですが、かつてサトウキビ産業が全盛期だった頃「ハワイ・ビッグファイブ」と言われた5大企業のひとつ、C.ブリュワーの本社だった建物を土地ごと買ったものだそうです。この巨大な建物の一部を事務所として利用し、残りのスペースは結婚式場、会議場、イベント会場として貸し出しています。敷地の中にはサトウキビ精製工場の遺物が残っていて、歴史を感じさせます。オルソン氏のデスクには決済しなければならない書類がところ狭しと置かれています。これにすべて目を通すわけですから、大した処理能力ですね。実業家は違います。

同席して会社の説明をしてくれたのは、ジョン・クロス氏。カウコーヒーミルのマネージャーです。元々、ジョンはC.ブリュワーに在籍していて、この大邸宅をオルソン氏に売却する際の交渉窓口だった人物です。売却成立後、オルソン氏に気に入られ、同氏のもとで働くことになったのです。

A-American Storage : オルソン氏が1973年創業した収納ビジネス会社。米国最大手の収納会社。オルソン氏は株の大半を売却し、160億円を手にした。

Hawaii‘s Big Five :

  • アレクサンダー・アンド・ボールドウィン(Alexander & Baldwin)
  • キャッスル・アンド・クック(Castle & Cooke)
  • C・ブリュワー(C. Brewer)
  • テオ・H・デイビーズ(Theo H. Davies)
  • アムファック(Amfac)

かつてハワイ州の経済は「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる上記の五大手砂糖会社を筆頭とする複合企業群によって支えられていた。これらの企業群は20世紀初頭に台頭し、1960年代に至るまでハワイ州の政治・経済を牛耳ってきた。しかし、1970年代に入り砂糖のプランテーションが次々に閉鎖されると、これらビッグ・ファイブの傘下にあった企業は他州の企業に買収・併合されていった。