2024/09/11
農園見聞録
2013/12/19 カウアイ島、ハワイ島、オアフ島、ジャマイカ(14) タキザワさん
1月14日(木) 晴れ コナで迎えた朝は残念ながら快晴!ではありませんでした。眩しい朝日を浴びたかったんですけどねえ。
今日は、タキザワさん(コナヒルズコーヒー)の農園からスタートします。タキザワ農園は初訪です。山形生まれ。東急観光でハワイに駐在。厄年で脱サラし、コーヒー農園を始めました。最初は9エーカーの農園でしたが、年を取ってきて、身体がシンドクなってきたため、現在は6エーカーに減らしています。でも、昨年から息子のマークが農園を手伝ってくれるようになったので、ひと安心といいったところです。話してみると、イントネーションが違います。長年ハワイにいても、お国言葉は抜けないものなんですねえ。その分、真面目そうな人柄が全面に出ていていい感じです。
息子のマークは、べリーボーラー(CBB)対策のタスクフォースの一員で、CBBの現状について詳しく話してくれました。
- タスクフォースは3名が活動している。
- 2012年からCBBのモニタリング地域として、被害の一番ひどかったコナ84番地とカウ地区が選ばれている。
- 連邦政府(USDA)から100万ドル、州政府から30万ドルのCBB対策のための補助金が出ている。
- CBB対策として、ナチュラルファンガス(正式にはボーベリアバシアーナ乳剤といい、微生物天敵製剤)を噴霧している。
- ファンガスは2種類ある。オーガニックの「マイコントロール」とノンオーガニックの「ボダニガード」。タキザワさんはマイコントロールを使用。写真の1ガロン容器(3.8L)で300ドル。
- 2011/2012クロップは、全体で30-40%のダメージだったが、2013/2014クロップは、2-3%以下に減少している。
- 虫は2種類発生している。ベリーボーラー(生豆に穴をあける虫)とトゥイグボーラー(枝に入り込む虫)。
- インフェステーションとダメージの違い。インフェステーションは、果肉にCBBが入っている場合。ダメージは、生豆までCBBが侵入している場合。
- なぜ、CBBが発生したか?5年前の干ばつで、本来地中にいるカビが消滅。天敵がいなくなったため、CBBが大量発生してしまった。
- CBBを完全に退治することはできないが、発生数をコントロールすることはできる。
等々。有意義な時間でした。
コナヒルズコーヒー
- オーナー:タキザワ・コウイチ
- 標高:500~600メートル
- 面積:6エーカー
- 収穫:11月~3月
- 年間生産量:40袋
- 販売形態:生豆販売しない、小売りしない。焙煎した製品を卸売のみ。現在JALパックとホノルルの焼き肉ヒロシにて販売。
*ボーベリアバシアーナ(昆虫病原性糸状菌)を利用した鉱物油を含んだ乳剤。微生物殺虫剤であり、天敵などへの影響が少なく、環境に優しい。対象害虫に対し、従来の化学農薬と同等の高い防除効果を発揮。散布後、感染した死亡虫の体表面に白いかびが生えるので、効果が目視確認できる。







