2024/09/11
農園見聞録
2013/12/25 カウアイ島、ハワイ島、オアフ島、ジャマイカ(15) グリーンウェル
タキザワさんとの話は尽きませんが、次のアポ、グリーンウェル農園へ。 トムと会うのは2年8か月ぶり。一時期、体調を崩し、入院していましたが、元気に復活しました。
今回の訪問は農園は見ずに、CBBダメージの現状と対策について話を聞きました。トムが使用しているCBB対策用の天敵製剤は「ボタニガード」。タキザワさんが使っている「マイコントロール」より価格が安いノンオーガニック製品。こちらは1ガロンで、200ドル。こういった薬剤をCBBが収まるまで使わなければならないから、コストアップするのは当然です。
トムのところは、自社農園以外に、受託管理している農園がいくつもあり、CBBのトラップをモニタリングして、ダメージを最小限にくいとどめています。トムが全コナ農園を管理できれば、CBBダメージはすぐに収まるでしょうね。
棒グラフは、薬剤を噴霧してからのCBBの減少を記録したものです。トムのやり方は、CBB発見後、即噴霧。1週間後、3週間後、3週間後と4回に分けて噴霧します。全滅とまではいきませんが、CBBの数が激減していることが分かります。
さて、グリーンウェルの2013/2014クロップの生産量ですが、昨年に比べ、天候不順とカットバックのため、数量は減るとのことです。それよりも、チェリーの価格が高くなりすぎてしまい、コナコーヒーを使用するマーケットがシュリンクしていまうことを懸念しています。現在、コナコーヒーチェリーの買取業者は、チェリーの確保に躍起になり、競い合って値段を釣り上げています。そのため、チェリーにCBBダメージがあろうがなかろうが、高値で買っています。生産者からすれば、わざわざ高い薬剤を買って、CBB対策をしなくても、チェリーが高くうれるので、ハッピーなのですが、トムのようなコナコーヒー業界の将来を真剣に考えている人たちからすれば、いつまでたってもCBB対策がとれず、アンハッピーな状況なのです。
コナコーヒーの価格については、価格が高くなりすぎて、米国本土の需要は減ってきているものの、ハワイ州の地元需要(観光客、ホテル、レストランなど)は伸びていて、価格が下がる要因が見当たらないし、下がったとしても、昔のような値段にはならないだろうとトムは断言していました。う~ん、困りました。このままブルマンより高い価格で張り付いてしまったら、日本市場からコナコーヒーが消えてしまうかもしれませんねえ。
倉庫には12月積みのコーヒーが準備されていました。いい状態です。入港は12月24日です。ただし、今回は全量紐付きされた契約分のため、フリーの玉はありません。2回目の船積みでフリー玉を持ってくる予定です。
ランチは定番のマナゴホテルの「ポークチョップ」。いつ食べても美味いです!







