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2024/09/13

農園見聞録

2014/03/31 小笠原ボニンアイランド・コーヒー、見に行って来ました。 その⑥

農園見学後、亜熱帯農業センターに行ってみました。ここでは少しだけですが、コーヒーの試験栽培をしています。ただ残念な事にあまり力を入れている様子はなく、区分けして肥料の量、種類などで成長の過程を調べてるといった感じです。品種も特に特定されているわけでもなさそうです。この農業センターでもコーヒーの種(パーチメント)を分けてくれるそうですが品種は???だそうです。残念ですがコーヒーよりもパパイヤ、パッションフルーツの方が割が良いという事でしょう。ただ一つ驚いた事に、コーヒーに関する古い文献がありました。これは参考になりました。大体の内容は次の通り。

『明治12年、ジャワ地方よりチジオマス、エデン、デシアンポウ、バダング、ヘールカージ、モカベサル、チジケヤメント、ラウリナ、マリンチアナ、ウーングウ、ケレー〇モカ、リベリアン、スマルブラーテリーメナド、アラビヤ(名称には多少の誤りは免れません)等の品種を輸入しましたが運ぶ途中、あるいは植えた後枯れてしまい今現在存在するのはアラビア種のみとなりリベリア種は標本的にわずかに残っているに過ぎません(リベリア種は葉が大きい)。輸入した当時は移植して繁殖させるのが非常に困難でしたが現在は根元の辺りに苗が密集して自生し始めたので移植も非常に簡単になりました。かつてはコーヒーの栽培も盛んに行われましたが次第に他の作物に変更されました。手間暇をかけて育てても収支が見合わず、他に収益の多い作物が多々あるためです。もっとも従来は枝等の剪定はせず自然のままに育てるので枝は長く伸び葉は密生し、結実量は少なく収穫に非常に労力を要します。しかしながら株と株の間を適当に保ち、枝を剪定し上手く栽培を行えばかなりの収益が見込めるのは実験によって明らかです。ただし実の成熟が一定しないのはこの木の特性の様でどうする事も出来ず本島(小笠原)産のコーヒーの品質は中位との事です。木の材質は黄白色を帯び、非常に緻密ですが細かなヒビ割れを生じやすくステッキ等に適しています』

農業センターには南国にある旅人の木(トラヴェラーズ・ツリー)がありました。種の色が植物の世界ではありえない色しています。