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2024/09/17

農園見聞録

2014/05/09 小笠原ボニンアイランド・コーヒー、見に行って来ました。 その⑩

笹本農園さんのあとは車で10分程の所にある野瀬農園さんへ。野瀬農園は山野さんの農園の近くにあります。着いたとたんにポツポツ雨がザアザア雨になったのでひとまずカフェ兼ショップで休憩。さすがに小笠原でもザアザア雨になると少々寒いのでコーヒーで暖まります。野瀬さんのご先祖(曾御祖父さん位)も明治時代初期に内地から入植し、戦争時の疎開の時以外は野瀬家は小笠原で過ごして来ました。入植当時はコーヒーの栽培も行っていましたが手間の割に換金率が悪く、生産性の面でサトウキビに取って代わられ、疎開で20数年間手を付ける事が出来ず、コーヒーの栽培を再開したのは平成に入ってからです。現在はパッションフルーツやマンゴー等のトロピカルフルーツをメインにコーヒーも栽培しています。現在木の本数は約1,200本+鉢植えで100本。年間の収穫量は生豆換算で約200㎏。父島にある農園の中では一番の収穫量です。精製もウォッシュやハニー等色々と試しているそうです。品種はハッキリとはしませんが他とは明らかに実の付き方、枝振りが違う木がある(恐らくティピカ)、黄色いチェリーがあるという事なので数種類混ざっているようです。最近は道具に凝り、糖度計や水分計などを購入して色々調べているそうです。黄色いチェリーがやたらとコウモリの被害にあうという事なので黄色いチェリーは赤いチェリーよりも甘くて糖度が高いのでは…、という事なので今回調べてみましたがハッキリとはわかりませんでした。コウモリの被害はコーヒーだけでなく、ミカンやスターフルーツ等もあるそうです。

雨が止んだので農園を見て回りました。世界一足場の良い農園じゃないかと思います。アスファルトの道沿いに左右ズラッと植えられています。収穫も随分楽そうです。ただ足場が良い分、余計な物も来ます。ヤギです。そのため木の周りに電線を張り廻らせ電気を流しています。そういえば数年前にテレビで小笠原の父島で食用に連れて来たヤギが野生化して繁殖し農作物に被害を及ぼしている、というニュースを見たことがあります。その時の映像にコーヒーの木がチラッと映ってました。野瀬農園さんでした。

野瀬農園さんではまだ農地を広げる事は可能です。これからもっと広げて行きたいそうです。ただ野瀬さん曰く『私の生きてる間は無理だなぁ』だそうです。