2024/08/30
農園見聞録
2011/03/09 東日本コーヒー商工組合産地研修 in Jamaica その⑨
ストーンレイ・ドライミルを後して次に向かった先はメイビス・バンク・コーヒー・ファクトリー。ここも昨年に引き続き2回目です。こちらはウェット・ミル、ドライ・ミル、焙煎工場が一つになったまさにザ・ファクトリーです。遠目から見ると町工場です。メイビス・バンクの創業は1923年とほぼ1世紀前。ジャマイカのコーヒー企業の中でも最初に年間の売り上げが10億ジャマイカ・ドル(今のレート換算ですとで約10億円)を超えた企業で、ジャマイカのコーヒー関連の中では由緒正しき企業です。ただここ最近のジャマイカ・ブルーマウンテン・コーヒーを取り巻く環境は非常に厳しく、メイビス・バンクは現在政府の管理下にあり、3月の頭に入札が行われ、3月9日現在、その結果待ちとなっています。
戦後、日本に初めて輸入されたブルーマウンテンはこのメイビス・バンクからです。その後はほぼ全量、99%が日本向けに輸出されていました。しかしながらここ数年は日本ばかりを当てにしていてはアカン、と言う事で現在全体の約70%が日本向け、20%がアメリカ向けとなっているそうです。生豆以外にもJABLUMと言うブランドでロースト豆やコーヒー飲料等も販売しています。生豆に比べるとロースト豆は好調に伸びているそうです。
このファクトリーは見た目からしてかなり老朽化が進んでいます。ジャマイカ国内では一番古いのではないかと言われています。ただ現在の政府の管理下にある状況を考えると中々設備投資に予算を回せる余裕はなさそうです。ブルーマウンテン内でもクリフトン・マウント農園のように精製方法を変えるなどして差別化が進む中で、環境に配慮しアクア・パルパーを使った精製は今後は結構厳しい足枷になるのではないかと思います。そうは言ってもブルーマウンテンでは由緒正しき名門です。今後の復活に期待します。
夕食も昨年同様にメイビス・バンク会長のメルヘイド氏のご自宅に招かれパーティーです。ここでも飲み放題、食べ放題。初日が一番タフな一日でしたが、今回の視察ツアーのクライマックスでもありました。しかし会長さんは相変わらず良いお家に住んでおられますなぁ。







