2025/06/26
(NO.1734) 信じる者は救われる? 小濱綱之
秋田県の地元新聞には毎日のようにクマ目撃情報10件以上と詐欺被害の記事が掲載され、クマについては遭遇したら逃げるか、武器を手に開き直り命がけで戦うしかない。
だが、特殊詐欺についてはいくらでも防げるはずである。
先日の詐欺事件について、具体的な記事を抜粋し説明したい。
なお、( )内は私見を述べてみた。
80代女性が2,550万円詐欺被害に遭った。
しかし、なにも高齢者だけではなく、30代なども特殊詐欺被害に遭っているのが実態である。
警察署によると携帯電話にNTTドコモの職員を名乗る女から「今日から携帯電話を止める。理由は刑事から聞くように」と電話があった。(ここで一言、なぜ、ドコモと契約しているのに刑事が出て来るのか疑問に思わないか)
指示された番号に電話すると「東京中央警察署」の刑事を名乗る男に「暴力団組員を薬物売買の疑いで逮捕している。犯罪に利用していた口座があなた名義の口座だった」と言われた。(言われた被害者はビックリするよね)
女性が身に覚えがないと答えると「あなたの情報が流出してしまったらしく、勝手に口座を開設された可能性がある。検事からも電話がいくと思う」と言われた。(簡単に他人の口座を開設できないことを被害者は理解していない。残念ながら、すでに詐欺師の思うつぼだ)
その後、検事を名乗る男から電話で「犯罪に関与していないのであれば、無実を証明するために優先調査をする」などと言われ、刑事・検事を名乗る男と毎日電話でやりとりするようになった。(詐欺集団とやりとりするヒマがあったら、だれかに相談していれば被害に遭わなかったのではないか)
さらに「犯人側があなたの口座から勝手にお金を引き出す可能性があるので、口座のお金を毎日引き出して家で保管しておくように」(うーん、詐欺だと気付かないかなー)
「お金を家で保管しているのも危険なので、安全を確保するため預かる」(ここで不信に思わないともう救われない)などと言われ、3月31日、現金1,600万円を入れたナイロン袋を自宅の門扉前に置いて渡した。(なぜ直接渡そうとしないのか、すっかり詐欺師を信じきっている)
4月8日にも現金950万円を入れた紙袋を自宅門扉前に置いて渡した。
同様の手口の特殊詐欺事件を捜査していた他県警察から、秋田県警に被害者確認の連絡があり、女性被害者が判明し県警が本人に確認し発覚した。
以上、起こったことは、すべて自己責任である。
秋田県民は社会常識に疎いのか、騙されやすのか。
いやいや、県民のなかには社会経験をいやというほど積んだ強欲者も少なからずいる。
「信じる者は救われる」という言葉を聞いたことがあるが、すべてに当てはまるとは限らない。
2025年6月26日 小濱 綱之